科学技術の話からは逸れるが、社会はエリートばかりで構成されているわけではない。
また、科学や研究の成果が実際に人のためになるには縁の下の力持ちが必要である。
例えば、地震大国日本の東京に高層マンションが沢山建っている。
地震の規模を想定し、科学の力でそれでも倒れない資材、工法を利用して建てているのだが、実際に建てているのは施工業者であったり荷揚げの人たちである。
荷揚げの仕事は力仕事のように思われがちだが、資材搬入の工程管理が大きな役割を果たしている。
笑い話ではあるが、アメリカ大陸を最初に発見した人はコロンブスというが、いやいや船の乗組員でしょう。という回答がある。
そもそも、既に原住民がいるのに発見した人とは甚だおかしい。上から目線というか白人目線というかエリート目線でものをはかっている。
荷揚げ屋さんの話ではないが、科学技術が実際に人の役に立つためには多くの職業の方の能力、技能が必要であることを忘れて科学技術に走ってはならないと思う。
例えばiPS細胞から耳有毛細胞の再生に実験で成功しているが、将来こういった治療が受けられるのが富裕層だけでは、命に値段をつけているようで好ましいとは言えない。
iPS細胞の研究にも国庫からの補助金が使われているわけだ。国庫の原資は税金であり、貧困層の人からも税金は徴収している。
その結果が富裕層の治療に使われるのであればたまったもんじゃない。
政治家は選挙のことばかり考えていないで国家のことを真剣に考える必要があるとともに、エリート目線で物事を計ることは遠慮してもらいたい。
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